中間市民図書館主催朗読会参加

6月15日11時より、中間市民図書館主催の朗読会が開催され、つばさの会のメンバー8名が参加。主催者の図書館課長補佐の挨拶の後、中間テープの会会長が挨拶し、中間テープの会の方々の朗読が始まり、私たちは静かに耳を傾けました。

この日、朗読されたタイトル・著者名・朗読者は次の通りです。

1.五木寛之著 『人生の目的』
2.さだまさし著 『心の時代』より   
3.小泉八雲著 『おしどり』
4.五木寛之著 『ウンコ座りに歴史あり』
5.ロバート・マンチ著 『ラブ・ユー・フォーエバー』
6.綾小路きみまろ著 『奥様飛行機はお好きですか?』他 
7.向井万起男著 『ハードボイルドに生きるのだ』より

人が選んだ本を聴くというのは、さぞかし退屈だろうなとお思いの方もおられるのではないかと思いますが、然にあらず。朗読される方々は、それぞれの思いで本を選び練習し発表されるわけですが、読む本を選ぶときに話し合いをして決めるわけではないという話を聞いたことがあります。なんの打ち合わせもなしに選ばれたタイトルこれがまた、シリアスなものから、コメディなものまで、実にバランスよく選ばれているということに、感動するというのが、いつもの朗読会直後の私の感想です。

今回も、色々と朗読を聴いていて考えさせられました。 『人生の目的』では、人生いかに生きるべきかということも大切だけれども、その人の人生は、その人だけにしか生きられない、ここにこそその人の価値があると私には聞こえたし、『心の時代』よりでは、典型的な主張型の私の心に相手の心を慮るという言葉がぐさりと突き刺さりました。恥ずかしい話ですが、私はまだ、小泉八雲の本を読んだことがありませんでした。今回初めて『おしどり』で八雲の文章に触れ、機会があれば読んでみたいと思いました。次は、『ウンコ座りに歴史あり』です。「 歴史というのは本の中にだけあるんじゃない、人の身振りや仕草の中に生きとることを知らねばだめという」、ウンコ座りを特技とするのが倭人でありそれが特徴であると言うことでした。確かに座り込んで話すときはウンコ座りになりますよね。でも、このスタイルを笑われてから、私は変形ウンコ座りをするようになりました。ばあちゃんが立ちしょんをするという下りでは、小さいころ遊んでいた、田んぼや畑、のっぱらの風景が脳裏に浮かび、ばあちゃんたちの立ちしょん姿も鮮やかに蘇り思わずふ きだしそうになりました。5番目の『ラブ・ユー・フォーエバー』は「お母さんは生まれたばかりの赤ちゃんを抱っこしています。」から始まる絵本で、いたずらざかりの子ども、へんな格好のティーンエイジャーになってもラブ・ユー・フォーエバーと歌う。そして歌えなくなったお母さんに息子がお母さんが歌っていた子守唄を歌い、自分の子どもにもその歌を歌うという絵本です。なぜこんなに詳しいかというと、ずいぶん前に点訳してもらった本だったものですから、要約することができました。

『奥様飛行機はお好きですか?』これは台風が近づいている天候の中、揺れながら飛ぶ飛行機の機長を「落ちた」、副操縦士は「どこにだ」、客室乗務員は「いつだ」、「なぜだ」、「ゆれた」、「だめだ」と「落ちた」から畳み掛けてくる言葉のジョークが面白い。最後に『ハードボイルドに生きるのだより』は、川端康成の『雪国』の冒頭の有名な文章を間違いなく言えるか言えないかで、ど素人の作文か、プロの文章が書けるかを判断するというものでした。「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」なのに、「そこは、雪国であった」と余計な言葉をつけてしまい味わいをなくしてしまうというのがど素人の文章だそうで、今回のレポートも、蛇足のオンパレードとばかりに書いてしまいました。

このへんで、まとめに入りたいと思います。健常者のみなさんは、ぶらりと立ち寄った本屋で愛読書にめぐり合うということも多々在ると思います。視力の無い私は、この朗読会が新しい本との出会いの場の一つだと考えています。自分ではたぶん選ばない作家やタイトルを、人が選んで読み聞かせてくれる、この出会いも楽しみに毎年参加させていただいています。『中間市民図書館』のみなさん、『中間テープの会』のみなさんありがとうございました。

写真説明1 中間テープの会の皆さんとつばさの会のメンバー8名が揃って写っています。右側がつばさの会のメンバーで、左側がテープの会の皆さんです。今日はどんなお話が聞けるか楽しみですね。写真説明2 主催者の中間市民図書館の課長補佐と中間テープの会の会長が写っています。毎年楽しみに参加させていただいています。ありがとうございます。
写真説明3 中間テープの会3人目の朗読者の女性が写っています。皆さんにはっきり聞こえるように口を大きくあけ丁寧に読んでいる様子が伺えます。大きな本を手に持っています。本の題名は見えませんが、本は小泉八雲の「おしどり」です。写真説明4 中間テープの会4人目の朗読者の男性が写っています。自分で読みやすいように作られた本でしょうか。大きなファイルのような本を手に持って真剣に読んでいらっしゃる様子が伺えます。五木寛之著の「ウンコ座りに歴史あり」という本を読んでいます。人の身振りや仕草の中にも歴史があるという内容のようです。



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