夢のつばさ 福祉フェスタ 2007に寄せて リスの画像


夢のつばさ福祉フェスタ2007に寄せて

 今回の福祉フェスタは、つばさの会10周年を記念してのフェスタであり、障害者週間を意義あるものにしたいという思いで会員一丸となって企画し運営に取り組みました。

 障害者週間を多くの人に知っていただき、視覚障害者への理解を深めていただくために「理解 触れる 学ぶ」をテーマとし、色々なコーナーを企画しました。

 福祉機器に触れていただくコーナーでは、地元を中心に、全国から19メーカー販売店、研究所に参加していただき、充実した福祉機器の展示会を行うことができました。また、北九州市の門司から約40分、飯塚から約40分という筑豊地域と、北九州市に挟まれた真ん中にある地の利もありこれからの展示会を開く場所として最も友好的な場所であるということを認識いただけたのではないかと思います。ご協力いただいたメーカー、販売店、研究所の方々の全面的なご協力に心より感謝申し上げます。ほんとうにありがとうございました。

 この日企画されたコーナーは12コーナーあり、体育館では、視覚障害者スポーツ体験コーナーとして、サウンドテーブルテニス(盲人卓球)とフライングディスクを北九州市障害者スポーツセンターに、紹介していただきました。このコーナーでは、多くの子供たちが、ルールを変え、手段を変えれば健常者も障害者も一緒にスポーツを楽しめるということを遊びながら、肌で感じてもらえたものと確信しています。

 インテリジェント車椅子を紹介するロボット車椅子のコーナーでは、中間市生涯学習センターとハピネスなかまを繋ぐつづら折の館内通路をものの見事にコーナーを曲がりながら確実に目的地まで視覚障害者を誘導しながら動くロボットを体験させていただきました。視覚障害当事者はもちろんですが、県議、市長を初め多くの方々に興味をもっていただけたようでした。
視覚障害者の移動の確保は、当事者にとって最も重要な問題です。単独歩行、ガイドによる手引き歩行、盲導犬による歩行、それに加えてロボットによる歩行という選択肢が増えたということを体験できたのは貴重なことだったと思います。

 私たちは、このフェスタから何かが始まる、何かを残すという想いで、ガイド実習の講習、SPコード作成講習、DR1録音講習、福祉機器の未来についてというミニ講習を企画し、来場者の方々にハピネスなかまの各部屋で講習を受けていただきました。その意味でミニ講習会はフェスタ終了後に、SPコードが増えたり、デイジー録音が増えたり、公共施設や病院等でのガイドが安全におこなわれるようになるという結果をもって、フェスタを開催した意義が徐々に実感できるようになることを期待しています。

 ハピネスなかまの2階交流ロビーでは、おもちゃライブラリーぽっぽの協力で、視覚障害時向けのおもちゃの展示をおこなっていただき、同じ場所で、大阪の岩田文庫からお借りした点字絵本、北九州盲学校からお借りした教科書の展示もおこない子供から大人まで多くの方々に見ていただくことができました。毎日の生活ではあまり見かけないユニバーサルの本やおもちゃに触れていただけたことに意味があったと思っています。このユニバーサルデザインがあたりまえの社会になることが私たちの願いです。例えば、点字付き絵本が中間市内の本屋さんで買えるようになれば、これほど素晴らしいことはないと思いますし多くの物がユニバーサル規格で作られる社会になることを願っています。

 ハピネスなかま1階交流ロビーでは、地域介護普及・実習センターに協力していただき、各種レンズで、白内障や視野狭窄の擬似体験をさせていただきました。150人近くの方々に見えないということ、見えにくいということを実際に体験していただき、見えにくいということへの理解を深めていただけたと思っています。実際に体験して見て判ること、そしてそれが、見えにくい人への配慮に必ず繋がっていくと確信しています。
日常生活の中で、病院や買い物、銀行や荷物の受け取りなど署名をしなければいけない場面がたくさんあります。また、バスや列車の行き先、店舗の看板などが見えにくくて困る弱視の人も多くいます。見え方にも色々あり全く見えない人だけが視覚障害者ではなく弱視の人をも含めて視覚障害者ということを知っていただくことができたと思います。
この、交流ロビーでは、他にコミュニケーションロボットを介護普及・実習センターからお借りし、ロボットに癒される時代が間近にきていることを体験させていただきました。
同じくこのフロアーでは、つばさの会の活動を紹介する写真展、メダルや修了書などの展示をおこない、つばさの会の10年の歩みをみなさんに見ていただきました。
 今回のフェスタは、10年間培ってきた人間関係や他の会との連携、様々な活動が在ったが故にフェスタ開催の原動力の、ひとつとなりえたと思います。10年という歴史の重みを再確認させていただきました。

 当日は天気もよく駐車場でのバザーも大賑わいで、12時から歌と演奏でバザー会場の雰囲気を多いに盛り上げていただきありがとうございました。また、5人の壮年と、3人の青年に、ボランティアでポップコーンと綿菓子を作っていただきました。笑顔がさわやかだったという印象を複数の人から聞きました。ポップコーンや綿菓子の器具を洗うという作業までしていただきほんとにありがとうございました。

 また、ボランティアといえば、朝の詩と音楽のコラボ、14時30分からの演奏と1日缶詰状態でS・O・Bの方に演奏していただきました。吹奏楽の演奏を聴きたいと言われて来場された方も多く、色々な機器を見た後でゆっくりと観賞されていたかたが多く見受けられました。S・O・Bのみなさんすばらしい演奏をありがとうございました。
また、前日の設営でお手伝いいただいた方々、当日の運営で、JR中間駅、通谷電停、バス停、新中間病院駐車場、通谷団地口、生涯学習センターの駐車場、受付、館内案内、放送、景品引き換え、湯茶接待、手話通訳、舞台の設営、その他にも多くの場所で、フェスタの運営にかかわっていただきましたもやいの会、行政職員、社会福祉協議会職員の方々の力に支えられ無事故でフェスタを運営することができましたことを心より感謝申し上げます。

 最後になりましたが、つばさの会のメンバーも、それぞれ担当につき当日の運営にあたり、そして、舞台では、詩の朗読、民謡、舞踊をみなさんに見ていただくことができました。また、名前の文字で折句を作るという特技で来場者の方々に喜んでいただくこともできました。。

 この日のフェスタを開催するに当り、色々な困難がありましたが、しかしどんな状況に陥ってもあきらめずに進めば道は開ける、誓いや願いや目標をもてば必ず願いは適う、そして多くの人が必ず助けてくれるということを実感できたフェスタであったと思います。

 「夢のつばさ福祉フェスタ2007」は、つばさの会の10周年の総決算であり、次の10年に向けてのスタートとしてのイベントです。この日の出会いや語らいや、理解や、触れ合い、学びを通して色々な形の明るい未来が必ずや花開くと確信していますしそうなるようつばさの会が成長し障害者も健常者も共に生きていける地域社会を実現していかなければならないと強く思っています。

 このような無事故で大盛会のフェスタを開催することができましたのもご来場いただきました多くの皆様方のおかげです。厚く御礼申し上げます。またご協力いただきました、全ての方々に心より御礼申し上げます、本当にありがとうございました。

中間市視覚障害者の会[つばさの会]会長




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